
タクシン前首相を失脚させた19日のクーデター以来、タイの首都バンコクでは、市内に配置された軍の戦車が市民や外国人旅行者にとって格好の
観光スポットになっている。バラの花や黄色いリボンで飾られた戦車をバックに
写真を撮ろうとする人々が後を絶たず、地元旅行社の中にはクーデターに関係した「名所」巡りのバスツアーを組んだところもある。(写真は王宮前広場で戦車をバックにポーズを取るタイ人女学生)
市内中心部の王宮前広場には戦車を見物に多数の人々が詰め掛けている。その1人でビジネスマンのタイ人男性(43)はクーデター発生後、戦車や兵士の写真を既に10枚以上撮影したという。「戦車のそばで写真を撮れるなんてかっこいいね。週末にはぜひ子供たちを連れてきて、兵士と一緒に写真を撮るよ」と話した。
戦車の前で3人のタイ人女子生徒と写真に収まっていた10代後半の米国人旅行者は、「クーデターといえば普通は何か暴力的で、みんな
パニックに陥るよね。だけどここでは何も事件は起きていないし、面白い」と語った。幼い2人の
子供を連れて広場で過ごす主婦もいれば、写真を撮る前に兵士らに
ピンクのバラを渡すタイ人女性2人組もいる。このうち1人は「クーデターは怖くなかった。写真は記念品としてとっておくつもり」と話していた。
写真を撮ろうとする友人たちに向かって、戦車の上から手を振る市民や外国人旅行者もいる。兵士の方も、戦車に乗ろうとする子供たちに喜んで手を貸していた。クーデター直後から広場の警備に就いているという将校は、観光客らと一緒に写真に収まったりすることで、
リラックスできると語った。
戦車の背後では露天商が早くも商売を始めており、「ノー・タクシン」というスローガンの書かれた
Tシャツを1枚100バーツ(約300円)で販売していた。〔AFP=時事〕
緊迫感のないクーデター・・これも国民性なのでしょうか?でも物騒なことにならなくてよかったですね。